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しゃくれてるのが気になる

しゃくれに悩んでいる日本人は多く、ネット上でも自分で改善する方法などが多く掲載されています。


しかし、安全性や確実性の面から考えると、しっかりと原因を検査して適切な治療法を選ぶのが良いと考えます。やはり専門の病院・クリニックを受診して相談されるのが良いと考えます。

ここでは、しゃくれの原因、放置のデメリット、治療するメリットについて解説していきます。

 

しゃくれの種類と原因

しゃくれには主に2種類あります。

1:骨格のズレがないもの

歯の生えかたによって生じる”しゃくれ”。上の前歯が内向きに生える、もしくは下の歯が外向きに生えることで、下の歯が上の歯よりも前に突き出してしまうことです。
このようなしゃくれは、反対咬合と呼ばれます。骨格のズレが大きくないものですので、一般的には矯正治療にて加療が可能となります。
※ 通常、上の歯が下の歯に被さるように生えます。

2:骨格のズレがあるもの。

2つ目が、骨格のズレに原因がある”しゃくれ”です。
下の顎の骨が前に突き出している状態、もしくは上顎が後退しているものです。遺伝や成長期の習癖(良くない癖)などが原因でなると言われます。

このような方は、顎変形症の治療(手術+矯正治療)が必要となります。

※ 検査により、1か2のどちらであるかが診断できます。

 

しゃくれることで生じる機能面でのデメリット

しゃくれは見た目が良くないだけでなく、日常生活に支障をきたす、機能面でのデメリットが生じるケースもあります。代表的なのは食べ物を咀嚼するときです。上下の歯が上手く噛み合わないため、食べ物を上手く飲み込めない、細かく咀嚼できない、などのデメリットがあります。
また、歯と舌を使って発音する必要がある「サ行」や「タ行」の発音がスムーズにいかない場合もあります。

しゃくれによって無意識のうちに口が開いている状態が続いてしまうことで、口内の乾燥を招きやすくなる点もデメリットです。
乾燥は、虫歯や歯周病の菌を増やしたりキツイ口臭の原因となったりするため、健康面でのリスクも高まります。

 

 

 

手術するメリットは?

手術するメリットは?

 

下顎前突症のように骨格的な異常でしゃくれになっている場合、単なる矯正治療では改善が難しい場合があります。この場合、顎の骨を切る外科手術が有効となります。歯の矯正治療も選択肢の1つですが、骨は動かせないため、顔の形を大きく改善することは難しいという弱点があります。

「骨を切る手術」というと怖いイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、口の中から切るためほとんどの場合、外から見える傷口は残りません。また手術後すぐから、口を開いて流動食を食べることも可能です。

手術を受ける前に確認したいのは入院期間です。鶴木クリニック医科・歯科では国内最短の3〜5日の入院で済みますが、病院によっては2週間以上かかるところもあります。
仕事や家事で忙しい人は特に、病院選びの際に予定の入院期間についても、しっかりとチェックすることをおすすめします。

※ 手術をしてでも治したいという方もいますし、手術は怖いから避けたいという価値観もあります。それぞれの治療のメリット・デメリットを理解して治療を受けられるのがベストです。

相談にいらっしゃいましたら手術併用の治療・手術をしない治療、それぞれの治療法のメリット・デメリットを説明いたします。(情報の提供)

無理に手術を伴う治療に誘導したりするような事は致しません。

 

下記のページではセルフチェックを行うこともできます。
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